西部開拓時代の19世紀後半・アメリカを舞台とする、レッドデッドリデンプション2 。
このゲームをプレイしていると、「幌馬車」や「三悪人」、「荒野の七人」といった“西部劇”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。とくに、ゲーム冒頭の雪山を逃避行するシーンでは、猛吹雪のなか家屋に閉じ込められた8人の男女の物語「ヘイトフルエイト」を彷彿とさせます。
そんな西部劇ファンを魅了するレッドデッドリデンプション2では、濃厚なメインストーリーにプラスして主人公・アーサーの人柄や意外な一面を垣間見ることができる数々のサブミッションが用意されており、ゲームの攻略がグッと楽になる便利なアイテムなどを貰うことができます。
今回は、ハーバリストチャレンジやサンドニに住んでいるアルジャーノンのミッション「公爵夫人とその他の動物」をクリアするために必要となるラン科の植物の採取ポイントを一挙ご紹介します!
① アクーニャスター
鮮やかなクリーム色の花びらが印象的なラン科の植物、アクーニャスター。
以前は、アメリカ・フロリダ州にも自生していたのですが、現在は絶滅してしまいました。
現在では、キューバ、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカ、パナマなどの熱帯雨林を中心に自生しています。
花のサイズは4cmと小さくて可愛らしく、春から夏にかけて開花します。
アクーニャスターが必ず採取できるポイント
レッドデッド2の植物図鑑によると、ルモワンのバイユーンワ東岸を中心にアクーニャスターが自生していることが記載されています。
マップ右側にある島嶼 (とうしょ) でも自生しています。
LAGRASへ向かう途中、ちょっぴり寄り道をしてアクーニャスターを採取しませんか♪
アクーニャスターは、サンドニで発生する見知らぬ人ミッション『公爵夫人とその他の動物4』の攻略で必要になるので、定期的にアクーニャスターを採取しにいくのがおすすめ。
アクーニャスターは沼地を中心に自生しているラン科の植物なので、ワニなどの動物に襲われないように注意しよう!
② シガー
紫や赤みがかった茶色のまだら模様が入った黄色ベースの“くしゃっ”とした花びらが印象的なラン科の植物、シガー。
秋を迎えると落葉する性質があります。シガーは、樹上などに付着して生活するラン科の植物のため、よく「寄生植物」に間違えられることが多いのですが、付着している樹上などの養分を摂取しない「着生植物」という植物に分類されており、生長するために樹木や岩石などを支柱代わりにしているとされています。
シガーが必ず採取できるポイント
アクーニャスターと同じく、LAGRAS近くで見つけることができます。
マップを開き、「BAYOU NWA」の文字を探します。
ちょうどアルファベッド「N」の真下に建物のマークがあるので、そこに行き先マーカーを合わせて愛馬に乗って向かおう!
ちょっぴりホラーな雰囲気を漂わせる建物の正面 右側にある樹木を調べるとシガー発見♪
シガーの生息域は広く、ルモワン東岸周辺に点在しています。
③ クラムシェル
南アメリカ原産のクラムシェルは、貝殻のような花びらをしたラン科の植物です。
ふっくらと広がった花びらには黄色がかった紫色の縦筋が入っており、紫キャベツにも見えます。
花びらの下側には濃い紫が入っており、中央部の白い部分と相まって、高貴な雰囲気を醸し出しています。
クラムシェルは、摂氏15℃~18℃を適温とするラン科の植物であり、成熟すると1年中開花することができます。
クラムシェルが必ず採取できるポイント
クラムシェルは、サンドニの西にある「CALIGA HALL」周辺に広く自生しています。
ちなみに、CALIGA HALLの南にある島嶼でも採取できるので、このあたりを通りかかったらクラムシェルを採取するため、ちょっぴり寄り道していきませんか♪
線路沿いにある小さな島にクラムシェルが生えています。
地面からニョキッと生え出た泥のような塊が目印♪
このあたりには”ワニ”がいるので、襲われないように要注意!
CALIGA HALLの道沿いにある樹木にもクラムシェルが生えています。
サンドニへ向かう列車の線路沿いにある樹木にクラムシェルが!!
ここからだと、サンドニの街がよく見えますね♪
④ ドラゴンマウス
ふんわりと甘く優しげな明るいピンク色の花を咲かせるラン科の植物、ドラゴンマウス。
すらっとした細い茎には葉っぱがほとんど付いていないのが特徴です。
ドラゴンがくちを大きく開いているかのようにパカッと花びらを開いている様子から「ドラゴンマウス」と呼ばれるようになったそうです。
大きく開いた花びらからは、とっても良い香りがすることでも知られており、この香りに誘われてマルハナバチなどの昆虫を呼び寄せて受粉を行っています。
ドラゴンマウスが必ず採取できるポイント
ドラゴンマウスは、AMBARINO地方を中心に広く自生しているラン科の植物です。
GRIZZLIES WESTにある「O’Creagh’s Run」周辺には、ドラゴンマウスを採取できるポイントが2か所あります。
湖の周辺をゆっくりと散策すると、河原に可愛らしいピンク色のお花が咲いているのを見つけることができます。
閑散とした川岸に咲く美しいランの花にウットリしてしまいます。
⑤ ゴースト
海外では、Palm PollyやWhite Frog Orchid、White Butterfly Orchidなどとも呼ばれているラン科の植物、ゴースト。
南フロリダ、バハマ、キューバなどに自生するゴーストは、深い沼地の森林地帯や雑木林、海岸などでよく見かけることが多く、ジメッとした日陰を好むことから“ゴースト”と呼ばれているそうです。
茎の中心から1~10個もの花を咲かせる着生植物ですが、まれに“ひょっこり”と地面の下から花だけ咲かせるパターンもあります。
ゴーストが必ず採取できるポイント
レッドデッド2では、南ルモワンを中心に自生しています。
クラムシェルと生息域が近いので、ゴーストと合わせて採取すると見知らぬ人ミッション『公爵夫人とその他の動物』の攻略がグッと楽になります♪
RDR2では、純白の美しいゴーストの姿を目にすることができます。
クラムシェルが自生しているクローダッド ウィリーズ (島嶼) や近くを流れる川の岸沿いにもゴーストが生えているので、このあたりを通ったときはちょっぴり寄り道をしてみませんか♪
⑥ ナイトセント
フロリダ、バハマ、プエルトリコ、ウィンドワード諸島、リーワード諸島、ジャマイカ、キューバ、ベリーズなどに自生しているラン科の植物、ナイトセント。
標高100mから1980mに自生しており、高温から低温の着生生物として、さまざまな地域の山地で見かけることができます。主にジメッとした湿り気のある森林地帯を好みます。
海外では、「Night Scented Epidendrum (ナイトセンテッドエピデンドラム)」と呼ばれており、アニスの香りを楽しむことができます。
ナイトセントが必ず採取できるポイント
ナイトセントは、南ルモワンに広く自生しています。
クラムシェルやゴーストを採取できる「CRAWDAD WILLIES (クローダッド ウィリーズ)」の近くにある廃墟 (ストーリーが進むと、拠点になる建物)付近を流れる川沿いに1か所だけ採取できるポイントがあります。
ちょっぴり分かりにくいかもしれませんが、右側奥にサンドニへ続く“木製の橋”が見える場所にナイトセントが生えています。
「OLD HARRY FEN (オールドハリーフェン)」から「CRAWDAD WILLIES (クローダッド ウィリーズ)」にかけて続く海沿いの道を進むと、途中に森林地帯があるので、少し寄り道をしてナイトセントを採取するのも◎♪
⑦ モカシンフラワー
ラン科の植物「モカシンフラワー」は、アメリカ東部およびカナダ中部~東部にかけて広く分布しています。
レッドデッド2の世界では“モカシンフラワー”の愛称で親しまれていますが、ほかにも「ピンクレディーズスリッパー」とも呼ばれています。ふっくらとしたポーチ上の花びらは、マゼンタから白までハッキリとした明るい色合いをしているのが特徴。しばしば明るいピンクと濃いめのピンクの脈がみられることも。
松などの針葉樹が生える森林地帯や沼地などを中心に自生する傾向があります。
モカシンフラワーが必ず採取できるポイント
モカシンフラワーは、NEW HANOVER北東部を中心に広く分布しています。
「ELYSIAN POOL」に程近い村「BUTCHER CREEK (ブッチャークリーク)」には、至るところにモカシンフラワーが咲いています。
ちょくちょく村人が飼育しているヤギなどに体当たりされることもありますが、比較的安全にモカシンフラワーが採取できるところが、嬉しいポイント♪
モカシンフラワーは鮮やかなピンク色のふっくらとした花びらが特徴のラン科の植物ですが、RDR2では“黄色の花びら”をしています。
⑧ クイーン
レッドデッド2に登場するラン科の植物でちょっぴり不思議なお花、クイーン。
植物図鑑に記載されている学名「Thelymitra Crinita」こちらを調べると、深い青や純白の美しい花びらが印象的な蘭が出てきてしまいます。
ちなみに、学名「Thelymitra Crinita」の蘭は、『クイーンオーキッド』や『ブルーレディオーキッド』などと呼ばれており、西オーストラリアの南西部 海岸林付近に自生しています。
クイーンが必ず採取できるポイント
RDR2では、BAYOU NWAからBLUE WATER MARSHを中心に広く分布しています。
とくに、「LAGRAS」中心に点在していますので、近くを通りかかったら少し沼地を散策してみてはいかがでしょうか♪
沼地はワニの生息域でもあります。
ガブッと食べられてしまわないように、万全のワニ対策をしていこう!
⑨ レディスリッパ
レディスリッパも、クイーンと同じく、ちょっぴり不思議なラン科の植物。
学名「Cypripedium Calceolus」で調べてみると、白・ピンク・赤・紫といった紫色の花びらにピンク・紫色・黄色のポーチが付いているエレガントなラン科の植物とのこと。
ふんわりと柔らかく折りたたまれたグリーンの葉がとても印象的な陸生ラン。
海外では「yellow lady’s slipper orchid」とも呼ばれています。
レディスリッパが必ず採取できるポイント
レディスリッパは、WEST ELIZABETH地方に広く分布するラン科の植物になります。
BLACK WATERのあるGREAT PLAINSに隣接するTALL TREESでもレディスリッパを採取することができますが、アーサーでは近寄ることができないため、BIG VALLEYの「B」付近を通る街道沿いの森林付近で採取するのがおすすめ!
陸生ランなので、地面をよく見ていないと見逃してしまいそうです。
RDR2では、淡いピンクがかった白色のお花を咲かせています。
⑩ ナイトレディ
ハートのようなかたちをした白い花びらと細い花弁を持つラン科の植物、ナイトレディ。
中央アメリカ、メキシコ、パナマ、ベネズエラに自生しており、標高500m以下の地域に広く分布しています。
夜になると良い香りを放つことから、“Lady of the Night (夜の貴婦人)”とも呼ばれています。
レッドデッド2に登場するナイトレディは野生種のため、樹木の表面に付着するかたちで生長する「着生植物」または「結石植物」として登場しています。
ナイトレディが必ず採取できるポイント
ナイトレディは、LEMOYNE (ルモワン)を中心に広く自生しています。
よく線路沿いにある樹木に付いているので、列車に気を付けながら線路に沿って散策するのがおすすめ♪
また、「CALIGA HALL」の近くを流れる川沿いでもよく見かけるので、近くを通りかかったら愛馬から降りて、散策してみてはいかがでしょうか。
立派な樹木の表面に生える美しいナイトレディ♡
HILL HAVEN RANCHの近くにもナイトレディが生えています。
「BAYOU NWA」の頭文字「B」の近くを通る街道の脇に生える樹木にもナイトレディが生えているので、こちらも合わせて採取しよう♪
⑪ ラットテール
白またはクリーム色のスラッとした細長い花びらが魅力的なラン科の植物、ラットテール。
海外では「pencil orchid」や「bridal veil orchid」などと呼ばれています。
主にオーストラリアのニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州にあるマングローブと熱帯雨林の川岸、沼地、湖、川辺などを中心に自生しています。
冬から春にかけて開花するラットテールは、春の終わりが近づいてくるとしばしば枝分かれします。
根茎からふんわりと良い香りがすることでも知られています。
ラットテールが必ず採取できるポイント
アメリカを舞台とするRDR2では、ルモワンを中心に自生しています。
BLUE WATER MARSHからSAINT DENISあたりにかけて広く分布していますが、とくにLAGRAS周辺に多く自生しています。
LAGRAS周辺にはワニがたくさん棲んでいますので、村のなかにある立派な幹の樹木に付着しているラットテールを採取するのがおすすめ♪
ここならワニを気にすることなく、比較的安全にラットテールを採取することができます。
ただし、沼地に近いところだとワニがいるので、ばっちりワニ対策をして行こう!
⑫ スパローエッグ
スズメのタマゴによく似ているラン科の植物、スパローエッグ。
スパローエッグは、カナダおよびアラスカ北部~亜北極地域などを中心に自生しています。
左右に伸びた2枚の平らな白い花びらと中央部のふっくらとしたタマゴ状の花びらが特徴。
タマゴ状の花びらの内側には、紫がかった斑点模様が入っており、この模様がうっすらと白またはピンクがかったタマゴ状の花びらの表面から見えることから、「sparrow egg」と呼ばれています。
スパローエッグが必ず採取できるポイント
スパローエッグは、NEW HANOVER北東部にあるROANOKE RIDGEを中心に自生しています。
Elysian Poolよりも北に生えているので、この辺りを訪れたときは少し愛馬の速度を落として散策してみてはいかがでしょうか♪
Elysian Poolの近くを通る道沿いの地面に生えています。
『公爵夫人とその他の動物6』に必要なスパローエッグが不足しているときは、KAMASSA RIVERからROANOKE VALLEYのあたりまで探索範囲を広げると◎!
⑬ スパイダー
とても長いガク片と花びらが特徴的なラン科の植物、スパイダー。
学名となっている『Caladenia』とは、ギリシャ語の「calos (美しい)」と「aden (腺)」を組み合わせた言葉であり、華やかで上品な品種の多いラン科として知られています。
主にオーストラリア、ニュージーランド、ニューカレドニア、インドネシアなどを中心に自生しており、地域や品種によって花びらのかたちなどが少しずつ異なります。
スパイダーが必ず採取できるポイント
レッドデッド2では、LEMOYNE 中央部を中心に自生しているスパイダーは、KAMASSA RIVER沿い、川の近くを通る線路と道路沿いでよく見かけます。
スカーレットメドウズの馬具ショップから南東の方角に向かい、線路沿いに沿って移動するとHILL HAVEN RANCHが見えます。その前を流れる川を渡った先に、スパイダーが分布しています。
先がクルッとカールした長靴のようなかたちをした湖の北側、線路沿いにある立派な樹木の表面に付着しています。
ツタ性植物に覆われた木々のなかにあるので、ちょっぴり分かりにくいかもしれません。
諦めずに根気よく探そう!
ラン科の植物は“アーサー”でもコンプリートできる!
ハーバリストチャレンジ ミッション9をクリアするには、主人公がジョンに切り替わらなければ終わらせることができませんでした。
けれど、ラン科の植物自体はRDR2メイン主人公・アーサー1人で全てをコンプリートすることができるため、サンドニに住んでいるアルジャーノンの依頼「公爵夫人とその他の動物 1~6」は、すべて攻略することができます。
この機会に、伝説の動物を探しながら各地に自生している美しいラン科の植物も一緒に探してみませんか♪